歴史から学ぶお金との正体とは?

日本人はお金の教養がない


海外では、学校でお金や投資の教育をしている国がありますが、
お金や投資のことについての教育は皆無に等しいです。

これは、日本ではお金は汚い物とされる風潮があること、
そして国にとっても国民が都合の悪い部分については無知でいてくれる方が有りがたいためだと考えています。

日本が右肩上がりに成長していた時代は自然と大きな流れで豊かになれたかもしれませんが、
これから先の時代、無知な人間はどんどん没落し、その格差は広がるでしょう。

まずはお金や投資について学ぶ第一歩として、その歴史を学ぶことで、
単なる紙切れが大きな価値を持つに至った背景、お金の正体を探っていきたいと思います。


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物々交換の時代


農耕民族が繁栄していた1万年前から4500年前は、人々がほしいものを持つ者同士が直接会って物々交換をしていた。
しかし、これでは自分の欲しい物を持っている人を見つけるのが大変であるし、人によって価値観はバラバラで、交換したいモノ同士の価値を比較するのは非常に困難である。なにか共通の価値を持つ物を見つけてそれを交換の道具にすればいつでも欲しいものに変えられ便利だと言いだし、そこでまず決めたのが単位であり、品物の交換レートを固定しました。これがお金の概念の基礎となります。

コインの誕生


最初は地域ごとに貝殻、麦、塩、家畜などのが使われていましたが、
これらは持ち運びも不便なうえ、品質もバラバラで交換レートを定めるのが非常に難しかった。その代用として紀元前600年前に発明されたのがコインである。
その中でもギリシャのアテナイのコインは、発行元のアテナイが品質を保証したことにより、国際的に流通したコインとなった。
どのように保証したかというと、アテナイはコインにフクロウを印字し、純金で4グラムの重さがあるという保証を示すことにしたのである。しかし希少価値の高い純金(純銀)のコインの流通量にコインの生産量が追いつけず、アテナイは衰退していきました。

お金の基礎概念が誕生


次に発展してきたのがローマ帝国でした。
ローマ帝国はアテナイと同じ失敗を避けるため、コインの供給が需要に追いつかなくなってくると、ついに奥の手をとります。
それは銀貨の純度を徐々に下げることでした。この瞬間からお金自体の価値がなくなり、人々はお金の価値の裏付けを、
形のない『信用』に求めるようになっていきます。こうして今のお金の基礎概念が誕生しました。

大航海時代と紙幣の誕生


そして、大航海時代の訪れにより他国との貿易が拡大してきましたが、。世界経済が発展して行き、その中でも強大な力を手にしたのが無敵艦隊と呼ばれたスペインでしたが、スペインさえもコインの流通量も爆発的に増加して行き銀の供給量も追いつかなくなります。その結果、当時の人々はお金を人工的に作れないのかと格闘し始めコインの代わりに紙幣を発行することで、お金の生産量を劇的に増やしました。こうして人類史上初の世界通貨「ペソ」を誕生しました。
もともと紙幣は一定の金の交換を保証する書類として発行されており、社会に溶け込むにもさほど時間はかからなかったようだ。

お金の正体とは


こうしてお金が誕生し、経済が急速に発展し現代に至ります。
いま私たちが持っているお金(円)が価値を持つのも日本国がその価値を保証しているからであり、
お金とは国の『信用』によって成り立つ『概念的・相対的な価値』であると言えます。

今回は漫画『インベスターZ』(講談社)で非常にうまくお金の歴史が書かれていたので一部参考にさせて頂きました。


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