【Audit論点①】全体の流れのまとめ〜スキマ時間に監査の流れをチェック

今回はUSCPA受験生のために、簡単に監査(Audit)の一連の流れをまとめて見ました。
会社の休憩時間や移動中に簡単に復習できるようにしていますので参考まで確認して見てください😃


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前提として以下のことを頭に入れましょう❗

Risk approach


・重要な虚偽の可能性が高い事項に時間人員を充てて効率的に監査する方法
・Audit risk=Inherent risk× Control risk×Detection risk
Inherent(固有リスク)・・・元々存在しているリスク
Control(統制リスク)・・・内部統制が機能しても防げないリスク
Detection risk(発見リスク)・・・audit procedureを実施しても発見できないリスク

Materiality(監査上の重要性)の設定


・Materialityは金額的だけでなく、質的にも、misstatement単体だけでなく集計して判断し、複数ある場合は各FSの小さい方を基準値とする。
・MaterialityはAudit Planningで設定するが、監査手続き実施中も必要に応じて改訂し、最後に監査結果を評価する時に再検討

1年間の監査の流れ


①監査契約(Audit Engagement)
・自分達の独立性、経営者の誠実性や責任の理解、ちゃんと監査できるか検討
・前任監査人とのコミュニケーション
クライアントに前任へのコミュニケーションする許可を求める。
 拒否:拒否した理由を聞く
 許可:質問する→managementの誠実性、managementとの意見相違、audit committeeとのコミュニケーション、auditor変更理由

資料:監査契約書(Engagement letter)
・・・合意内容の文書化
1,経営者と監査人の責任
→Managementの責任は〜、Auditorの責任は〜
2,監査(契約engagement)の目的と限界
→Reasonable assurance止まりで勘弁して。

②監査計画&リスク評価(=Audit Planning)
・・・効率よく、無駄なく監査を行うために、スケジュールを作成する。
1,Risk assessment
 ・FSレベル、assertionレベルでリスク評価、対応を実施
 ・Inherent risk評価
 ・Control risk評価(BEC重複論点)
  →internal controlの理解、文書化
  →planning:internal controlのdesign(構築)とplaced in operation(運用)
field work : internal controlのeffectivenessをTest of Controlで検証
2,監査手続きのnature, extent,timing
3,その他手続きの内容や時期(弁護士のレター、経営者確認書etc)

※Fraud (不正:資産の流用、不正な財務報告)とNon-compliance(準拠違反)に留意。
※Samplingではsample sizeの大小に影響を与えるsituation、推定法の計算式を覚える。
※Internal auditor(内部監査人)の利用
・監査人が能力competenceと客観性objectivityを評価
・最終的な責任は全てauditorが負う。
・重要性が低かったりとどーでも良いもの場合だけ利用する

◆資料:監査調書(audit documentation, working paper)
・・・監査の手続き、証拠、結論とその経緯をまとめる監査人所有の記録
経験あって監査に関わりな人が見てもわかるレベルで書く。

③-1 Field work(= Test of Control / Substantive Test)
・監査手続き(audit procedure)、監査要点(assertion)
・Test of Control、Substantive testで何をするのか?
・分析的実証手続き(analytical procedure)
・各cycleの処理の流れ、それに対する内部統制

③-2 Completing audit(最終手続き)
・取締役会等の議事録レビュー
・Unrecorded Liability(未計上の負債)の調査
・クライアントの弁護士への質問
・subsequent evnet(後発事象)
・Mateliality調査、analytical procedure実施
・経営者確認書の入手

◆資料:経営者確認書(Management Representation letter)
・・・明示的、黙示的にも全部開示し、何も隠してないことを示し、誤解されないように。
・提出拒否はdisclaimer of opinion 又は withdraw(契約解除)
・audit reportと通常は同日に提出(前日も可)、宛先(adressed to)はauditorし、
責任あるマネジメントが署名

④意見表明(=Reporting)※超重要
・各レポートの全体の流れの暗記、各レポートの違いを比較表を作って覚える。

◆資料:Audit report
・・・無修正適正のレポートは完全に丸暗記する前提

Qualified opinion時の表現の違い


GAAP逸脱「Except for the effect~」
GAAP開示違反「Except for the omission ~」
Scope Limitation「Except for the possible effect~」

Qualified opinionとDisclaimerの違い


Qualified(限定付適正)→「ABO」の文言が変わる
Auditor's Paragraph
Basis for qualified opinion Paragraph
Opinion Paragraph

Disclaimer(意見差控)→「IABO」の文言が変わる
Introductory Paragraph
Auditor's Paragraph
Basis for disclaimer opinion Paragraph
Opinion Paragraph

◆資料:Review report
「Limited assurance。Reasonableでない。これはReview reportに明記しない。」
「Opinion述べない。」
「AnalyticalとInquiryでしか調査しない。」
「Audit reportよりScope狭い。」
「俺たち、何も気付いてない。(We are not aware of)
「Review provides report whether material modifications should be made to conform with GAAP」

◆資料:Agree-upon report
「監査手続き選定はManagementの責任」
「AICPAの基準に従う。」
「追加手続きを行えば、他のFindingsが出てくるだろう。」
「Restricted in use(使用制限)」

◆資料:Compilation report
「AuditもReviewもしていない。」
「OpinionもAssuranceも出さない=Disclaimer」
「SSARSに準拠。」
「Auditor assist management in presenting Financial info. in the form of F/S」

◆資料:Prospective report
「事実は、予想と異なることもある。」
「Updateしない。」
「ProjectedはRestricted in use(使用制限)」

※注意※
・あくまで個人の理解・知識に基づくものですので、ご参考の際は自己責任でお願いします。
・間違えがあればご指摘頂けますと幸いです。
・一般的な米国会計の理解を促す記事であり、USCPA試験内容についての記載はございません。
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