【FAR論点】Translation of foreign currency statements ① ~海外子会社の換算は実は簡単

こんにちは!
知らないことがあるとすぐにググるデジタルネイティブ世代です!

FARについては腐るほど解説が出回ってますが、
大体が現金預金から始まって、途中で力尽きているブログが多いです。
ネットでなかなか解説のないマイナー論点について補足的に説明できればと思います。

今回は外貨表示財務諸表の換算、つまり、
海外子会社の財務諸表の換算方法について説明していきたいと思います。


スポンサーリンク

ポイント:米国の会計士試験なので、アメリカに本社、パリに子会社がある設定で、
以下のように問題文の語句を置き換えたら簡単です。

①「local curency(現地通貨)」=「€ユーロ」
②「reporting currency(報告通貨)」=「$USドル」
③「local / reportingでもない場合」=「ペソ」

論点は子会社の機能通貨(functional currency)が上記3つ(ユーロ、USドル、ペソ)のどれかによって
BS、ISの換算方法、差額をNet Incomeに含めるかどうかが以下のように変わります。

①子会社のfunctional currencyがlocal curency【=€ユーロ】
 →ユーロからUSドルに変えるから、出来るだけ単一レートで換算して為替の影響を小さく
【current rate (transration) method】
■B/S⇒資産/負債は決算日のclosing rate  
※純資産はどのケースでもhistorical rateで処理
■I/S⇒weighted average rate(平均レート)
■換算差額⇒cumulative foreign exchange translation adjustments(為替換算調整勘定)として
OCI(Other comprehensive income)で反映

②子会社のfunctional currencyがreporting currency【=$USドル】
 →USドル⇒USドルやけど、取得時か決算時のレートを使うかで再測定
【remeasurement method】
■B/S⇒monetary asset/liabilityは決算日のclosing rate、Non-monetary asset/liabilityはhistorical rateで処理
※純資産はどのケースでもhistorical rateで処理
■I/S⇒基本はweighted average rate(平均),BSに関連するもの(償却費など)はhistorical rate
■換算差額⇒Net Incomeで反映

③子会社のfunctional currencyがreportingUSドル/localユーロでもない場合【=ペソ】
→FCに再測定してから、USドルに換算します。

※語句の意味
functional currency(機能通貨):海外の子会社が営業活動(売買取引等)する時に使う通貨
local curency(現地通貨):その国で使われている通貨
reporting currency(報告通貨):財務諸表に用いられる通貨

monetary asset(貨幣性資産):現金及び支払手段として即座にあるいは短期間のうちに換金可能な資産。
例)Cash、A/R、notes receivable、securitiesなど
Non-monetary asset(非貨幣性資産):将来の事業活動において利用され換金しにくい資産。
例)inventories、PP&E、intangible assetsなど

決算日のcurrent rate:決算日のレート
historical rate:取得時のレート

※注意※
・あくまで個人の理解・知識に基づくものですので、ご参考の際は自己責任でお願いします。
・間違えがあればご指摘頂けますと幸いです。
・一般的な米国会計の理解を促す記事であり、USCPA試験内容についての記載はございません。

以上
今回はTranslation of foreign currency statements について説明しました。
疑問点等ありましたら是非ご質問ください。


この記事へのコメント